けんしょう

けんしょう
I
けんしょう【健勝】
体が丈夫で元気なさま。 すこやか。 多く書簡などで用いる。

「御~にてなによりと存じます」

II
けんしょう【兼掌】
二つ以上の職務を担当すること。 兼務。

「政教の二務を~すべき者/明六雑誌 6」

III
けんしょう【憲章】
(1)重大な事柄に関するおきて。 根本的な原則に関するきまり。

「児童~」

(2)憲法の典章。
IV
けんしょう【懸賞】
正解を出した人, 優秀な作品を出した人, 物を探し出した人などに与えるという条件で出す, 賞金や賞品。

「~金」「~付き」「~小説に応募する」

V
けんしょう【検証】
(1)真偽を確かめること。 事実を確認・証明すること。

「誤りがないかどうか~する」

(2)裁判官などが推理・推測などによらず, 直接にものの形状, 現場の状況などを調べて証拠資料を得ること。

「~調書」

書証
(3)〔論〕
〔verification〕
判断・命題の真偽を実地に確かめること。 特に科学では, ある仮説から論理的に導出される結論を, 実験や観察の結果と照合し, 当の仮説の真偽を確かめること。 論理実証主義においては, ある命題が観察命題の集合から論理的に演繹可能であることをいう。
VI
けんしょう【肩章】
制服や礼服の肩につけて, 官職・階級などを示す飾章。 かたじるし。
VII
けんしょう【腱鞘】
腱を包んでいる, 滑液を含んだ袋。
VIII
けんしょう【見性】
〔仏〕 修行によって表面的な心のあり方を克服し, 自分に本来備わっている仏の真理を見きわめること。

「~悟道」

IX
けんしょう【見証】
〔「けしょう」「けんじょ」「けんぞ」とも〕
(1)碁・双六(スゴロク)・蹴鞠(ケマリ)などに立ち会って勝負を判定すること。

「双六を打合けり。 …傍に~する者ども/今昔 16」

(2)脇にいて事の成り行きを見守ること。

「~の人なむいかなることにかと心得がたく侍るを/源氏(夢浮橋)」

(3)〔仏〕 自己の悟り, 真理を見きわめること。

「証中~なるがゆゑに夢中説夢なり/正法眼蔵」

X
けんしょう【謙称】
自分および自分側の人をへりくだって呼ぶ呼び方。 小生・てまえ・愚妻・豚児などの類。
敬称
XI
けんしょう【賢将】
かしこくすぐれた将軍。
XII
けんしょう【賢相】
賢明な宰相。 賢宰。
XIII
けんしょう【顕彰】
隠れた功績・善行などをたたえて広く世間に知らせること。

「~碑」「長年の功労を~する」

XIV
けんしょう【顕昭】
(1130頃-1210頃) 平安末期・鎌倉初期の歌僧・歌学者。 藤原顕輔の養子。 歌風は知的。 六条家の歌学を代表し, 俊成らの御子左(ミコヒダリ)家と対立。 「千載和歌集」以降の勅撰集に四三首入集。 著「六百番陳状(顕昭陳状)」「古今集註」「袖中抄」など。
XV
けんしょう【顕正】
〔仏〕 正しい道理をあらわし示すこと。
XVI
けんしょう【顕証】
はっきり物事があらわれること。 際立っているさま。 けしょう。 けんぞ。

「山科にて明けはなるるにぞ, いと~なる心地すれば/蜻蛉(中)」

XVII
けんしょう【顕賞】
功績を明らかにして賞すること。

Japanese explanatory dictionaries. 2013.

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